本物が残る

いかがわしいものがつぶれていくと、本物だけが残るのか。
薬事法が4月に変わって、健康食品における表示の制限が更に加わった。
制限を受けた結果、たとえば某メーカーではコレステダウンという製品名が健康ステロールに変わった。消費者に間違った効能ととらえられないようにし、事故防止が目的だが、業界ではまだ混乱が続いているよう。しかし今回の厚生労働省の動きはいかがわしい健康食品を排除し、品質が高いもの、もしくは将来的には大衆薬にも展開できるようなデータがしっかりしたもの、などが消費者に提供されるようになることを目指しているのが背景にあるようだ。健康食品を提供する側としては、これからは商品の品質管理や使用データの蓄積など、コストが高くなるのは間違いない。そうなると、品質管理ができるメーカーや、使用データを取る方法を知っている会社にとっては有望な市場になることは間違いない。
荒削りでも将来面白い素材があれば、そのようなパートナーと仕事を作っていきたいものです。