Richard Avedon

体育の日
自分が友達だと思っていたら、実は相手はそう思っていないことがある。サッキーは僕と違って東京にいてそのまま東京の会社に就職したから、東京にきてやれ電化製品は秋葉原なのかだとか、東京で家族ができたらどこに住むべきか、とかいったあたりまえの会話をする上京したての僕の就職初期のころには二人は友達になれなかった。だから其の時代のサッキーについての記憶はごく切れ切れのことしか僕には浮かんでこないのです。