ストレートネック症候群


2日前の朝、椅子に座る拍子に首に鈍痛が走った。
10分もするとじっと立っていることもきつくなったので、医務室で横になり3時間ほど安静にしてみる。回復する兆しが無いので、午後に整形外科にいってみた。

レントゲンの画像を見ながら診断結果を伺った。”ストレートネック症候群”。初めて聞く病名。お医者さんの話によると、人間の首は5kg程度の人間の頭を支える為もともと中にある首はアーチ型に曲がっているらしい。それが、コンピューターや暗がりの作業で前傾の姿勢を行っていると首の骨がまっすぐになってしまい、首をささえる筋肉が支えきれなくなって痛んでくる病気の状態をストレートネックという。

メガネの度を調整したり、暗がりで作業しない、姿勢を正しく気をつける、首につながる筋肉の鍛えなおし(痛みがおさまったら)、ストレートネックの状態を早く治すのが肝要。

明日までのモジリアーニ展を見に、新国立美術館へ行ってきた。
胸像画を執拗に描き続けた精力的な作品の数々に感銘した。
特に、線対称のアフリカ民族のお面に興味を持ち、これを人間を描く最小限の線の規則性に取り入れ、また自分の解釈の中で独自の表現方法を作り上げていった考えと努力がすばらしいと思った。
彼の絵の特徴である、長い首は、人間の繊細さをあらわしているように受け取った。ちょうど自分も首を痛め、物理的にも人間の首ってもろいなぁと感じていたからなのではと思わないでもない。