塩釜への旅

今日は塩釜でうまい寿司を食う、が目的の一日でしたが、
うまは所詮、ただの馬であることを実感した一日でした。

塩釜は宮城県では気仙沼と並ぶ有名な漁港です。

寿司食う前に、神様に感謝するのも悪くは無い、ということで塩釜神社へまず参拝をしました。

ちなみに塩釜神社は東北の一宮(一番くらいが高い)です。実際のところはわかりませんが、建物は国の重要文化財に指定されるほどの朱塗りの立派な建物です。

本宮でニハイ二拍手一ハイ、日頃見守ってもらっていることに感謝しました。

腹減ったなぁと思うと、本宮よりも低い場所に神馬の厩舎を発見、ちょっとのぞいてみました。
すると茶色にしろのすじが入った神馬が首を左右に振って愛想を振りまいています。
入り口の説明書を読むと
”馬ににんじんを一皿(5〜6本)食べさせることにつき100円”とある。

神の馬ににんじん食わせるなんて、こりゃ面白い、ということで早速100円払ってにんじんを食べていただくことにしました。備え付けのしゃもじでにんじんを一本ずつお口もとに運ぶというのが、やり方です。
いざ、にんじんを差し出してみました。
すると!神馬さんはものすごい形相でにんじんをむさぼり始めました。しゃもじまで持っていかれそうな勢いです。
いや、相当腹すいているのかな?と2本目をいくと、歯茎丸出しの形相でこれも丸呑みでした。

神馬っていうから、どんな上品な食べ方するのかと思っていたけど、これじゃ普通の馬といっしょです。

神馬さん、あなたは、身をもって”神の馬なんてねぇ。馬は所詮ただの馬だ。”と僕に教えてくれたんですね。これから、もっと自分を飾らないで、愚直に自分の欲求のままに動いてみろ、と拡大解釈してみました。

ありがとうございました。